子供の教育って難しいですよね。
親は何が最善かを解っていて子供に言って聞かせても、理解してくれない、同じことを何ども繰り返す。
ついつい感情的になって叱りつけてしまうこともありますよね。
それでも子供ってしっかりと成長していますよね。
これまで散々言ってきても未だにできないことがあるのに、親が全然気にしていなかった様なことが出来る様になっていたり、考えられる様になっていたりしますよね。
子供は、言われなくても親の姿を見て勝手に成長しているものなのです。
親の「その姿」が子供に刷り込まれているんですよ
親がやりがちな子供の教育
僕もそうですが、親は子供に対して「ああしなさい」「こうした方がいいんじゃない?」「私がやってあげようか?」「わかったの?」って言っちゃいがちじゃありませんか?
正しいことを子供に理解してもらおうと、ついつい説明口調で言葉にしちゃいませんか?
子供って意外と上からの物言いに敏感で、「わかってるから!」「知ってるから!」とかってなりますよね。
子供に「説明」をして「理解させる」ってすごく難しくて、子供が理解してないと感じると親は、「わかったの!?」「何度も同じこと言わせないでね!」ってイライラすることもあると思います。
しかし、高圧的な態度で子供に言ってしまうと、子供のスイッチは「回避」にシフトチェンジされ、「はい」「わかった」「ごめんなさい」に逃げ込みます。
ですから、ちょっと志向を変えてみるのがオススメということなのです。
吸収させる子供の教育
子供が一番吸収しているのは「親のその姿」です。
一番近くで、いつもその言動を肌で感じている親の姿態度こそ、子供が一番に吸収しています。
わかっていると言う人が多いとは思いますが、意外と気をつけている方は少ないような気がします。
親が「怒るタイミング」や「嫌なことがあった時の反応」、「人に対する接し方」など、親の態度や振る舞いが極めてに子供に影響を与えています。
例えば、お父さんへの態度って、奥さんと子供でよく似ていませんか?
お父さんへの態度や反応って、基本、家の中のお父さんしか知らない子供からすれば、お母さんの態度が全てなのです。
ですから、奥さんから旦那さんへの態度がキツい夫婦の場合、家の中では3対1、4対1の構図になることが多いようです。
また、人の悪口については最も注意したいところです。
子供の前で、いつも他人に憤っている会話をしていると、子供は学校で他人をバカにする様な発言をしています。
これらは子供に「言って聞かせていないこと」です。
要は、子供は親の態度や振る舞いをコピーしますよってことです。
自己反省と研鑽こそが子供の教育
前述のとおり、子供は「親の背中を見て育つ」ということです。
月並みな言葉かもしれませんが、この言葉に凝縮されているのだと思います。
言葉で教え込むことだけが教育ではないのではということです。
親の態度や人への接し方、話し方、行動、全てを無言で子供に教えているのが親というものだと思います。
子供はいつか巣立って社会へ出ていきます。
社会の役に立つことが出来る大人へ成長させるのは、僕や貴方の人間力であり、模範となるような態度や振る舞いなのだと思います。
子供の教育に言葉の技術ばかり考える必要はないので、親自らが立派な大人であるための自己反省と自己研鑽をすることが、最も子供に影響を与える教育方法なのだと思います。
これもまたWIN-WINということなんでしょうね。
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