チャレンジは季節と同じって話

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僕の好きなザ・イエローモンキーの曲の中に
  「Four Seasons」
って曲があります。

Four Seasons 

歌:THE YELLOW MONKEY
作詞:吉井和哉
作曲:吉井和哉


まず僕は壊す 退屈な人間はごめんだ
まるで思春期の少年のように
いじる喜び 覚えたて 胸が騒ぐのさ
新しい予感新しい時代…Come on


馬鹿のままでいい 馬鹿のままがいい
よけいなInput いらない ありのままがいい
男らしいとか女らしいとか
そんな事どうでもいい 人間らしい君と


In changing time’n four seasons I’m crying
美しい希望の季節を
In changing time’n four seasons I’m crying
ねえ探しに行かないか?


まず僕は壊す 退屈な人生さよなら
君に誰よりもやさしい口づけを
アンコールはない 死ねばそれで終わり
ストレートに行こうぜ回り道は嫌い


人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない
そんなの自分で決められるさ ただの馬鹿じゃない
これから始まる世界は不安がいっぱい
大人は危険な動物だし 場合によっては人も殺すぜ
ヤケドしそうな熱い僕のコーヒーは
ミルクもシュガーも入れない


In changing time’n four seasons I’m crying
美しい希望の季節が
In changing time’n four seasons I’m crying
すぐそこまで近づいてるah ah


だけど勇気が足りない 力が足りない 時間が足りない
お金が足りない 空気が足りない 命が足りない
だからまず僕は壊す 全部足りないから
まず僕は壊す 全部欲しいから

 この曲は、1995年にリリースされた「イエモン」の5枚目のアルバム「Four Seasons」のアルバムタイトルになっている曲で、イエモンのボーカルである吉井和哉さんが、28〜29歳の時に作詞・作曲した、僕がイエモンの曲の中で1番歌詞が好きな曲です。

 詩の内容は非常に独創的で、インパクトが強く、何か考えさせられるものがあります。
 人によっての捉え方というものはありますが、僕の中では心が熱くなり、勇気をもらえる曲の一つになっています。

 何がここまで心に響くのか、この独創的な詩を僕なりに深掘ってみたところ、「チャレンジしよう」「人生を豊かにしよう」「それが1番美しい」っていうメッセージがこの詩には秘められてるんだなあと思いました。

イエモン「For Seasons」の歌詞を紐解く

Aメロ

まず僕は壊す 退屈な人間はごめんだ 
まるで思春期の少年のように
いじる喜び覚えたて 胸が騒ぐのさ
新しい予感 新しい時代…come on

導入からなかなかのインパクトですね。
   まず僕は壊す
まだ中学生だった僕の心は、導入からグッと掴まれたのを覚えています。
 少年時代の僕は
   まず、僕は壊す 退屈な人間はごめんだ
という導入のこの部分こそが、この曲のテーマであり、メッセージなんだろうなと思っていました。
 その他大勢が強いたルールに従うな、壊せ
 退屈な人生なんてごめんだから

という、
 人生を有意義なものにしよう
というテーマの曲であり、思春期の少年のだった僕の心に刺さりました。
 しかし、30歳を過ぎてから噛み締めて聴いてみると、この曲にはもっと深く壮大なテーマが隠れていることに気がつきました。
  新しい予感、新しい時代…come on
 この部分はあくまで問いかけの部分なんです。
  前向きな未来を想像しよう
  未来を豊かにするポジティブマインドを持とう

という、前提の部分です。 

Bメロ

馬鹿のままでいい 馬鹿のままがいい
よけいなInput いらない ありのままがいい
男らしいとか女らしいとか
そんな事どうでもいい 人間らしい君と

 ここの歌詞については、僕的に
 ずる賢さとか、打算的とか、対外的な優等生になる必要なんてない、ありのままが良い
 常識的とか立派だとかそんなことどうでもいい、自分に正直に誠実であれ
という、
 強さも弱さも隠さずに、自分の発想を真っすぐに発信しよう
という、メッセージなんだと思います。

サビ

In changing time’n four seasons I’m crying
美しい希望の季節を
In changing time’n four seasons I’m crying
ねえ探しに行かないか?

そしてサビについてです。
僕はこの
 In changing time’n four seasons I’m crying
という英語の歌詞の部分の意味を知った時に
 「なんて綺麗な詩をつくるんだろうな」
と思いました。
 この部分の意味は
  季節が変わる時私は泣いてしまう
という意味です。
 そして、ここに季節というワードが出てきます。
 この「季節」というキーワードを吉井さんは「人生」や「生活」に比喩して表現しています。
 そして、季節の移り変わりを人生のターニングポイントという表現に使っています。
 そう
  人生や生活が変わるとき、私は切なさを感じる
という意味がが隠れています。
そして、
  人生や生活が変わるとき、私は切なさを感じる(けど)
  美しい希望の季節(人生)を
  人生や生活が変わるとき、私は切なさを感じる(けど)
  ねえ探しに行かないか

という葛藤を繰り返し表現しています。
 何かにチャレンジする時には、過去やこれまでやってきた事を捨てる必要が出てくることがある、それって少し切なくて辛いよね。
 でも、本当に歩みたい人生を勇気をもってチャレンジしてみないか。

 ということなんでしょうね。
 そして、人生を「季節」に置き換えて表現しているところも非常に美しいのです。
 季節というのは、日本人にとって、春夏秋冬どの季節にも美しさや豊かさを感じることができるものであり、
   どの季節(人生)になってもきっと美しいから
っていうメッセージにもなっているのです。

Aメロ(2番)

まず僕は壊す 退屈な人生さよなら
君に誰よりもやさしい口づけを
アンコールはない 死ねばそれで終わり
ストレートに行こうぜ回り道は嫌い

 ここでは
  もう、心は決まったね。じゃあ行動しよう。
と背中を押してくれるパートになっています。
 深堀ってみると
  想像してみてください、人生一度きり
  やりたい気持ちを正直に、真っすぐに
そうと決めたら行動しよう

ということですよね。

Cメロ

人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない
そんなの自分で決められるさ ただの馬鹿じゃない
これから始まる世界は不安がいっぱい
大人は危険な動物だし 場合によっては人も殺すぜ
ヤケドしそうな熱い僕のコーヒーは
ミルクもシュガーも入れない

 そして、このCメロがまた心をえぐってきます。
 ぐっと曲調が変わり、歌詞にも感情が乗ってきます。
 この
  人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない
のインパクトでグッと掴まれます。
 しかし、このパートで伝えたいのは、
  これまで説明した思考を整理してみよう
  決意が固まっただろ
  さあ、歩み出そう

ということです。
 紐解いていくと
 人がいう常識やセオリーなんて、大したものではない
 不安はそりゃあるさ、世間や社会は風当たりも強く、バカでかいハードルもきっとある
 それでも自分の熱い魂を信じて、甘えや優しさに逃げずに立ち向かおう

という決意のパートです。

サビ

In changing time’n four seasons I’m crying
美しい希望の季節を
In changing time’n four seasons I’m crying
すぐそこまで近づいてるah ah

 この最後の部分
  すぐそこまで近づいてるah ah
ここでリアルな感情が現れます。
 頭の中では決意は固まったはず、それが正しいともわかっている、さあ、チャレンジするんだ、でも、本当に大丈夫か、決断の日は迫ってきてる、ああ
と再び葛藤する様子です。
 そう、決断し、行動するということは、そんなに簡単ではなく、勇気が必要だという、チャレンジすることへの誰もが陥る恐怖が表現されています。
 そして、ラストパートへ繋がっていきます。

ラストパート

だけど勇気が足りない 力が足りない 時間が足りない
お金が足りない 空気が足りない 命が足りない
だからまず僕は壊す 全部足りないから
まず僕は壊す 全部欲しいから

 感情大爆発です。
 追い詰められて、追い詰められて、さあ、どう決断する?のパートです。
 前段で
   〇〇足りない、〇〇足りない、、、
と続いています。
 この「〇〇足りない」は、決断する時の葛藤を表しているのですが、前半と後半ではテイストが違うことに気づきましたか。
 前半〜勇気が足りない、力が足りない、時間が足りない、お金が足りない
 後半〜空気が足りない、命が足りない
同じような言い回しでも、はっきりと思考の状態が分かれています。
 前半部分は、頭に浮かんだやらない言い訳です。
 そして、後半部分は、今の自分の人生についての息苦しさだったり、焦りを表現していると思います。
 前半と後半の間に「でも」をつけると分かりやすいと思います。
  勇気が足りない 力が足りない 時間が足りない お金が足りない
         でも 
  空気が足りない 命が足りない
そして
  だから〜
に繋がります。
 怖い、言い訳したい、このままの方が楽かもしれない、でも、このままじゃ虚しい、人生は短い、だから〜
  
まず僕は壊す 全部足りないから
なんです。
 答えは出ているんです。決断して行動するんです。
 全部足りないから、全部欲しいから挑戦するんです。
 チャレンジしよう人生を豊かにしよう。

 というメッセージなんです。

まとめ

 ざっとまとめてみましたが、この記事を書いていて、何度か鳥肌が立つタイミングがありました。
 若干29歳で吉井さんがこの歌詞を書いたと思うとザワッとしてしまいました。
 僕が同じ歳のころは、パチンコでどのように勝つかとかしか考えていませんでしたからね。
 多分、インスピレーションであんな綺麗で深い詩を作れてしまうんだろうなと思います。
 天才か。
 僕の中ではやっぱり、イエモンの曲の中で歌詞No. 1は揺るがないですね。
 さて、まとめさせていただきますと

チャレンジというものには勇気と決断が必要だけど

どんな変化も季節と同じだから

チャレンジしよう

だって季節ってどんな季節に移り変わっても美しいでしょう

っていうことだと思います。
 深いな。吉井さん。

 この解釈については、オフィシャルでも何でもなくて、ただの、個人的な見解です。
 でも、歌の歌詞ってそういうものじゃありませんか。
 聞き手が歌詞の内容について、自分の境遇や解釈などから共感して熱くなるものだと思います。
 実際に、僕は、この曲、この歌詞に触れて、胸が熱くなり、チャレンジする勇気をもらえています。
 転職しようとするとき、独立しようとするとき、ブログを始めようとする時、新しい趣味に挑戦しようとする時など、どんなチャレンジの場面でもきっと背中を押してくれる、そんな曲だと僕は思っていますので、皆様にも是非お勧めしたいと思い、記事にしてみました。

 

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