本質的か多用的かという話

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最近、エッセンシャル思考という本を読み始めました。

 この本はビジネス本としては非常に有名で、たくさんの成功者達に評価されている本のひとつです。
 テーマは
  無駄を排除して本質的な事に集中する思考法
という感じでしょうか。
 エッセンシャルとは「本質」という意味だそうです。
 実は、僕はこの本をまだ読み始めたばかりで導入部分しか読んでいません。
 は?って思われるかもしれませんが、少し読んでみて、
   なるほどな
と思う反面、
   それって本当に大丈夫なのか
って思うところがあったりして、最近、自分の職場での立ち振る舞いが間違いなのかな?と思ったり、あ、あの人のスタイルがエッセンシャルなのかなと思ったりしています。
 まだ読み終わってもいない本のことを記事にするのもどうかと思いましたが、自分の中で気づいたことがあったので、ひとまず記事にしてみようと思った次第でございます。
 この本を読み進めていってどの様な結論が待っているのかが楽しみです。

エッセンシャルな立ち回りって

 エッセンシャル思考というのは、大きく言うと
 「やらなくては」「全部大事」「全部できる」
という考え方を捨てて
 「やると決める」「大事なことはめったにない」「何でもできるが全部はやらない」
という思考状態が必要だと言うことです。
 反射的に「なんでもやります」ではなく、しっかりと見定めて「より少なく、より良く」という考え方を目指すということです。
 様々な事象に対応しすぎて中途半端な成果が多く出るという状態よりも、本質的な事に力を注ぎ、少なくとも最大限の成果を出すという方がずっといい。
 そう語っています。
 なるほど、確かにその通りかもしれません。

 読んでいくと、自分が非エッセンシャルの典型なのではないかと思いグサグサと刺さってしまいました。
 頼まれたら反射的に引き受ける
 自分にそこまで関係しない事にもつい口を出してしまう
 できることは全部やろうとする
 本来1番大事なことを見失いがち

ごめんなさい、ごめんなさい。

 僕の職場の隣のチームにいるIさんという人は、とてもとてもエッセンシャルさんです。
 歳は僕と同い年なんですが、彼は自分の得意な業務を淡々とこなし、周りのチームの仕事に問題があってざわついたりしていても、必要以上に反応しません。
 声をかけられれば反応しますが、僕みたいに、気になって自分の手を止めて話を聞いてしまったり、わざわざ口出ししちゃたりとガチャガチャしません。
 本人がエッセンシャル思考を意識しているのかどうかは知りませんが、この本を読み始めてからIさんを観察してみると、
 ああ、Iさんはエッセンシャルなんだなー
って思った訳です。

本質的か多用的か

 エッセンシャルの直訳は「本質」です。
 多用的という言葉は本質的という言葉の対義語ではありません。
 ただ、エッセンシャル思考を実行するということと対をなす行動や思考状態を考えた時、対立する状態というのは多用的ということじゃないのかなと僕なりに思った訳です。
 分かりにくくて申し訳ないのですが、エッセンシャル思考の
 本質的な仕事以外は全て断る
 周りの状態に影響されない様に必要以上に反応しない

という考え方を極端に解釈して実行すると
 つまらない事は誰かがやればいいし、黙っていれば誰かがやるだろう
 人が困ってても知らない
 でもそれがエッセンシャル思考だから正しい

という、ちょっと嫌なテイストも含んでいるなと思ってしまったわけです。
 非エッセンシャル思考にもメリットというものはあるのではないかなと考えた時に浮かんだのが多用的という言葉でした。
 何にでもつい協力してしまう姿勢
というのは、周りからすると非常に好意的に映るものではあると思うのです。
 周りから好意的な印象を受けるということは、逆に周りが協力的になってくれたり、コミュニケーションが取り易くなったり、仕事がし易くなることは事実ではあると思うのです。
 まあ、会社の規模や仕事の内容によって一概には言えないものではあると思うのですが、非エッセンシャルであることをそこまで完全否定してしまって大丈夫なのかなと思ってしまった訳です。

どの様な結論がまっているのか

 とまあ、まだ途中までしか読んでないくせにつらつら思った訳です。
 なんと言いますか、自分のスタイルがまず否定されている内容ですから、その分興味を惹かれているわけです。
 この歳になると、ある程度考え方が凝り固まってしまうし、新しい発想に出会える機会もそう多くない訳なので。
 読んでいて、
 なるほどなるほど、新しいな
 しかし、こういう考え方もあるのでは?

って、勝手に著者と頭の中で討論して楽しんでいます。


 この本は、ビジネス本として世界中の名のある成功者から絶大な支持を受けている名著です。
 ですから、きっと、僕がこの本を最後まで読み終えた時に、きっと僕の疑問なんか全て回収して、素晴らしい結論をプレゼントしてくれるのだろうと思い、読み進めるのが楽しみで仕方ありません。
 また1つ見識が増えるかもしれないという期待をひしひし感じている訳です。
 全て読み終えて、何か素敵な発見があったり、皆に知ってもらいたい話が出来れば、それもまた記事にしたいと思います。

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