無知の放置か争いかっていう話

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 ある日の朝、何となくテレビをつけていると、あるCMが目につきました。
「昭和23年から国で実施された集団予防接種において、B型肝炎を患った人は最大3,600万円の給付を受けられるかもしれません。相談してください。」


 国の政策によって不利益を被った方への救済の手助けをしたい。
 共に闘いましょう。
 そんな団体によるCMです。

 政府の脇の甘い政策によって、身体的不利益を受け、人生で長い間ハンデを被った人。そんな人が、救われるかもしれない。 

 そんな「救済」という人の幸せに繋がるものが内容のCMなのですが、何故か、僕としてはちょっとだけおセンチな気持ちにもなったので、それがどうしてなのか考えてみた訳です。

さあ、勇気をもって争いましょう

 何が自分の中で引っかかるのか。
 少々考えてみた訳です。

 自分でもはっきりとは分かりませんが、「訴訟」というキーワードには
 さあ、闘いましょう。争いましょう。
 というメッセージがどうしても感じられて、何となくですが、印象として気持ちを刺激するのかなと。

 もちろん、闘う権利があることを知ることは必要であり、知ることは正しいことなのだとは思います。
 人の「無知」を逆手にとって高笑いしている人もいるのかもしれませんので。

 ただ、自分の人生を受け入れつつ、このままの自分で幸せを得ることを決意し、実際に豊かな生活をしていて心が安定している人に対しては、
 「気づかせることが逆に酷になる」
こともあるかもしれないなとか。

 争うことで、誰かが責めを受けるのだろうなとか。
 でも、不利益を受けたらその分見返りを受ける権利はあるはずだろうなとか。
 争うってことは「怒り」がエネルギーになってしまうなとか。
 怒っている人もそうですが、人に怒りをぶつけられる側も辛いことだなとか。
 

 様々な立場を想定すると、ボンヤリとですが、

 僕は何を思えばいいんだろう、何て言えばいいんだろう。
 
 そんな感情になってきます。

あ、JAMだ。

 自分の思考を深堀していると、ふと、「the yellow monkey」の
JAM
という曲を思い出しました。 

JAM

曲:ザイエローモンキー
作詞・作曲:吉井和哉 

暗い部屋で一人 テレビはつけたまま 
僕は震えている 何か始めようと 
外は冷たい風 街は矛盾の雨 
君は眠りの中 何の夢を見てる? 

時代は裏切りも悲しみも 全てを僕にくれる 
眠れずに叫ぶように からだは熱くなるばかり 

Good Night 数えきれぬ 
Good Night 夜を越えて 
Good Night 僕らは強く 
Good Night 美しく 
儚なさに包まれて 切なさに酔いしれて 
影も形もない僕は 
素敵な物が欲しいけど あんまり売ってないから 
好きな歌を歌う 

キラキラと輝く大地で 君と抱き合いたい 
この世界に真っ赤なジャムを塗って 
食べようとする奴がいても 

過ちを犯す男の子 涙化粧の女の子 
たとえ世界が終わろうとも 二人の愛は変わらずに 

Good Night 数えきれぬ 
Good Night 罪を越えて 
Good Night 僕らは強く 
Good Night 美しく 
あの偉い発明家も 凶悪な犯罪者も 
みんな昔子供だってね 
外国で飛行機が墜ちました  ニュースキャスターは嬉しそうに 
「乗客に日本人はいませんでした」 
「いませんでした」 「いませんでした」 
僕は何を思えばいいんだろう 
僕は何て言えばいいんだろう 
こんな夜は 逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて 
君に逢いたくて 君に逢いたくて 
また明日を待ってる

 イエモンばかりですみません。

 JAMの詩ってこんな気分の時にできたのかなって。
 JAMの歌詞に賛否両論あるのは、こういう事なのかなって。

 何が正しいのか分からない時とか。
 正しいことって何だろうなって時とか。

 そんなおセンチな気分の時に生まれたんだろうなって。

 考えても結論なんて分からないけど、もやもやと抱く感情をどう消化できるのかな。
 君に逢って紛らわせたい。
 明日起きるだろう出来事で紛らさせたい。
 だから
 また明日をまってる
 ってこういうことなのかなって。

何が幸せか

 何が幸せかっていうことは、確かに選ぶ権利は平等にあるべきだと思う。
 でも、目を瞑っていても人から与えられてしまう事もあるのかなと。

 幸も不幸も

 だな〜ってなんか思ってしまったので。
 
 正しいって単純じゃないなぁって思ってしまったので。
 立場が変わればそれぞれの立場で正義も変わるので。
 だから記事にしようと思ったのでした。

 JAMって凄いいい曲ですよね。
 明日があるって素晴らしいことですね。

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